サーファー兄貴
某フリマサイトで6万6000円のクロモリロードバイクを見つけました。 よく見るとZONDA履いてるし、コンポはちょっと古いけど5700系の105です。
しかも"発送元の地域"も家からさほど遠くない。直接取りに行って乗って帰れそう。 現地で現車確認も歓迎!らしいので、さっそくコメント欄でお願いして、海を臨む湘南のコンビニの駐車場で待ち合わせました。
そこに現れたのは、いかにも湘南に住んでそうなサーファー風のかっこいい兄貴。 車体の状態も良さそうたっだので、購入です。
こっそり直接取引を持ち掛けたら6万で売ってくれて感謝
受け取ったロードバイクに乗り、家まで飛ばしました。

51サイズです。

MASI GRAN CRITERIUM 2011
MASIはイタリアの老舗フレームメーカーです。ただし本家イタリアMASIとは別に、アメリカに渡った弟子に暖簾分けしたアメリカMASIがあるらしい。その後、アメリカMASIは全く関係ない資本に買い取られました。
1970年代の、弟子がやってたころのアメリカMASIの復刻版がこの MASI GRAN CRITERIUM 2011 です。
クロモリで、パイプは Reynolds 525。520の台湾製造バージョンのようです。
古いクロモリフレームやガチの復刻版にありがちなスレッドステムではなく普通にアヘッドステムで、Wレバーとかでもありません。懐古厨ではないのでこれで良いです。
(アヘッドなのでフォークは1-1/8インチのクロモリで重いですが...)
クロモリはアルミと異なり疲労限度がないので、理論上は一生乗れるはずです。
修理
BBまわり
車体はぱっと見良さそうでしたが、踏み込むとパキパキパキパキ異音が!
とりあえず手当たり次第バラシていくと、まずクランクが奥まで入ってない。どうやら左クランクがひん曲がっていて奥まで入らないようです。
仕方ないので家のクロスバイクの左クランクを生贄に交換します。右105と左Tiagraのミックスクランク?になってしまいました。
更にバラすと、BBのねじ切り部も何かおかしい。一部が潰れています。

前所有者がBBをいい加減にハメたのでしょうか? 仕方ないので、専門店でBB受けのタッピングを依頼して修復。3600円でした。
キレイになったねじ切りに新品BBを突っ込んで異音は解消しました。
サビ
クロモリの最大の敵は錆です!
トップチューブ下のちょうど汗が垂れるあたりがひどく錆びていたので、錆をやすりで全て削り、プラサフと黒ペンでタッチアップ。

錆を削りすぎて、ただでさえ薄いトップチューブが更に薄くなってしまった気がします。
次からは、錆は削らずにこのようなサビ転換材で黒錆に置換してからタッチアップしたほうが良さそう。

早速購入し、ラグ部のサビに対してやってみると、

赤錆が黒錆に変化しました。この上からタッチアップします。

シートチューブ内も錆びていたので、ここにも塗る。

シートポストとチューブの隙間に水がたまらないように100均のパイプカッターでギリギリまでカット。やすりで断面を整えたら、水が浸入しないようにグリスを塗ってから挿入。

フレーム内がこれ以上錆びないように、フレームの穴という穴からスーパーラストガードを流し込みます。

吹き付けた直後はオイルのようにサラサラ、しばらくするとグリスみたいに粘性を持ちます。サラサラなうちに、フレームをぐるぐる回転させて全体にいきわたらせました。
また、ぶっかけすぎると逆に水抜き穴を塞いでしまうので、しばらくしたら水抜き穴に棒入れてぐりぐりしたほうが良いです。自分はやりすぎて塞がってた。
RESPOの防錆スプレーのほうがクロモリフレームには有名ですが、高いし多分効果は大して変わんないと思います。
キモオタ仕様
ネットからパクってきたイラストからSVGに起こし、3Dプリンタ改カッティングマシンでカッティングシートを切り出す。

けいおん!

こっちはガチャガチャのキーホルダーのデザインをパクった物語シリーズの忍野忍

パーツ
TEMUで買った中華フルカーボン3Dプリントサドル。確か初回価格800円で買った(個人情報を売らないと実現できない価格)

乙女なのでコンパクトクランクに後ろ32T。これでも風張林道足つき無しは無理です。

ホイールは古いリム幅15mm時代のZONDA、タイヤはグラベルキング26C、チューブは中華TPU Ridenow 36g(450円)。

今の主流は19mmのワイドなリムに28Cタイヤで低圧運用です。これが転がり抵抗、重量、空気抵抗のバランスで最良らしい。
しかしこのフレームの発売された2011年は、まだ全員23Cで9bar充填するイカれた時代だったので、太いタイヤを入れることは想定されていません。 28Cは履けなくもないけどギリギリです。ブレーキも怪しい。
更に、最近はタイヤの設計も変化しました。今は新ETRTOなる主流の19mmリムに最適化した設計のタイヤが多い。
このZONDAのリム幅は15mmなので、旧ETRTO準拠タイヤが望ましいですね。この条件で、設計が新しめかつ一番太いタイヤはグラベルキング26Cでした。
グラベルキングは最近リニューアルしましたが、まだ旧ETRTOらしい。貴重。

チューブはTPUが本当におすすめ。ブチルよりも転がり抵抗の低さが圧倒的です。重量減はどちらかというと副次的な効果。

サイコンはXOSS NAV+ 事前にルート決めて走るならこれが一番安くて最強です。

フレーム詳細
ググって出てきたものを貼っておきます。
ジオメトリー
GRAN CRITERIUM フレームセット
Price\ 181,500(税込)
FrameLugged Columbus Double Butted Cromor Chromoly Frame
Sizes49 / 51 / 53 / 56
ColorsMetallic Blue w/ Chrome Lugs
ForkMasi Lugged Chromoly
HeadsetRitchey Logic V2, 1 1/8"
BB付属なし (JIS規格対応)
GIOMETRY
Size Seat Tube (C-T) Top Tube (Effective) Head Angle Seat Angle Chainstay BB Drop Fork Offset Wheel Base Head Tube Length Stand Over
49 490 529 71 73.5 408 70 45 978 98 750
51 510 530 72.5 73.5 412 70 45 975 102 764
53 530 545 72 73 412 70 43 983 116 780
56 560 565 73.5 73 412 68 43 991 145 811
49サイズでフォーク、ヘッドパーツ込み2.94kg、フレーム単品だと2.05kgほどという情報がありました。